はじめての外構&お庭づくり

外構で家の見た目は大きく変わる

家の外まわりは家の印象を左右する重要なスペースで、家自体のグレード感にも大きく影響します。
美しく調和のとれた住まいは、門まわりやアプローチ、フェンス、駐車場、お庭など外構すべてがコーディネートされてこそ。
特に正面外観は求められる機能性とデザインを両立させ、建物を引き立たせたいものです。


新築外構工事のポイント

POINT 01
新築外構工事で本格的な外構プランを考えるタイミングは、建物の配置・間取り・外観などが決まった頃です。
しかし、建物の配置計画の段階で駐車スペースやアプローチの取り方などを考えておかないと、 後々困ってしまうことも・・・
建物の設計段階で、ハウスメーカーさんには外構に関する要望をしっかり伝えておきましょう。
POINT 02
雨水桝・汚水桝・水道メーターなどがあります。
新築外構の場合は桝の位置や配管の高さはある程度融通が利きます。
外構プランが決定している場合は、なるべく早い段階でハウスメーカーさんに伝えておきましょう。
新築外構工事のポイント|マス類

このマス類が意外と厄介・・・


外構費用について

新築外構工事の場合
目安は建物の建築費のおよそ1割

どの程度の外構を仕上げるのか、また、敷地条件(狭い広い・高低差など)も影響してきますので外構にかかる費用は一概には言えませんが、目安は建物の建築費のおよそ1割と言われています。家の建築と並行して外構を計画すると、使い勝手が良く統一感のある外構をつくることが出来ると思いますが、どうしても建物のプランを先行し、スペースや予算の面でも後回しにされがちな外構。しかし、狭い敷地や限られた予算でも良い外構に仕上げることは可能です。長い時間お付き合いしていく外構・お庭づくりは高額なものですので、焦らず計画していきたいものです。

分割工事
クオリティを下げるのではなく、ご予算に合わせて何期かに分けて工事を行う方法です。
最終的に目指したいプランを考えておき、必要な場所から何期かに分けて工事を行います。最初に全体を計画して、統一感を損なわないようにすることが大切です。また、割高にならないように工事の優先順位を考えることも大切です。
道路と敷地に高低差がある場合
その高低差は土留や法面などで解消しなければなりません。
同じ要望の外構工事でも、高低差のある敷地の場合には土留や階段の費用がかかり、高低差のない敷地よりも費用が上がってしまいます。
予算を多めに取っておいたり、必要な土留を建物の基礎と兼ねる(深基礎)などの工夫が必要になるでしょう。
外構リフォーム
全面的に行うと解体工事だけで高額な費用がかかってしまったり、思い入れのある植物の再利用で費用がかさむことがあります。
また、解体工事後の現場の状況により思わぬ費用がかさむこともあります。
既存の施設や材料を生かす方法もありますが、リフォームを行う際には目的をはっきりさせ、しっかりとプランニングすることが大切です。
DIY
初心者の方から上級者の方まで、仕上がりの差はあるかと思いますが、基礎部分や耐久性の必要な構造物は業者に任せ、ご家族で力を合わせて庭づくりにチャレンジし、コストダウンするのも楽しいと思います。
人工芝|DIY

人工芝は達成感アリ!おすすめです♪


外構スタイル

オープン外構
建物や玄関が見えるオープンスタイルは、防犯性やプライバシーの確保という点では劣りますが暮らしやすく快適です。生活機能(表札・ポスト・インターホンなど)は門柱に集約します。門柱はシステム門柱の他、化粧ブロックや塗壁、レンガ、枕木材などさまざまなものがあります。床面の仕上げに変化をつけたり、シンボルツリーを植えて通行人の方の視線を止めたり、工夫次第で素敵な外構になります。敷地面積いっぱいに建物を建築された場合にも、対応しやすいスタイルかと思います。

オープン外構|埼玉県久喜市
 
オープン外構|埼玉県さいたま市
 
 
セミクローズ外構
防犯性やプライバシーの確保にも優れたオープン外構とクローズ外構を合わせたスタイル。門扉や門柱があっても、シンプルで見通しの良い門扉やフェンスをつけ開放感を保ちます。壁を立ち上げる場合は、出来るだけ低くして圧迫感のないように心がけます。玄関の前に手すりをつけたり、目隠しの門袖やフェンスなどをつけたり、植栽スペースを設け、仕切りの意思表示をします。

セミクローズ外構|埼玉県さいたま市
 
セミクローズ外構|埼玉県蕨市
 
 
クローズ外構
防犯性やプライバシーの確保には最適なスタイルですが、門袖・門扉・ゲート・ブロックフェンスの塀などを設けるので、オープン外構やセミクローズ外構と比べると費用は高め。クローズ外構と言っても使用する門扉・ゲート・フェンス次第で、圧迫感を感じないものや重厚感のあるものまでさまざまです。日当たりや風通しなどの条件と敷地面積を考慮し、植栽をうまく取り入れて、イメージを和らげる工夫をすると良いかと思います。

クローズ外構|埼玉県吉川市
 
クローズ外構|埼玉県さいたま市